ヘアメイク出張@SUANA #1「僕らはみんな生きてILL」
先日、SUANA#1公演「僕らはみんな生きてILL」の舞台ヘアメイクに出張してきました。
前回の旗揚げ公演から二回目の公演でしたが、メッセージ性、役者の間のとり方、ステージの使い方と総合的にパワーアップしていて、脚本・演出の絶食三平さんのエンタメ感覚と客観性が本領発揮されたように感じました。
また、大学の後輩である音楽を担当した堀ユーヘイの曲ですが、ブラックミュージックの素養がない彼があの楽曲群を作ったのは本当にすごいことで、勤勉さが光っていました。
言葉にするのは難しいんですが、彼がやったのはジェームス・ブラウンの曲間であったり、Jazzのアドリブにたまにやる手法なんですが、違う楽曲に一部共通のテーマを使用することでベクトルを太く同じ方を向かせながらクールな中にお茶目さを忍ばせるというものです。
これはセッションなどをよくやる人なら割と当たり前なんですが、彼はその手のことは全く経験がないはずなので、よく聴いてるだけで気づいたなぁ、と思うわけです。
それを舞台に転用すると脚本が目まぐるしい展開でも一貫性が生まれ、また初めて聴く曲なのに後半になるにつれ既視感が働き、脚本の邪魔にならない働きがあるんだなあ、と感心していました。
最新作が最高傑作を地で行く劇団SUANA。
私も置いていかれないように練習しようと強く思うのでした。
ヘアメイクの話を一つもしていなかったので写真でご確認ください笑
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